2023.01.27
【新製品】回生双方向直流電源(大電流モデル) PBW-Lシリーズ

株式会社テクシオ・テクノロジー(社長:鄧宗輝、本社:神奈川県横浜市)は、出力電圧80V、出力電流±150A、電力5kWを基本とし、最大電圧210V、最大電流3000A、最大電力100kWまで対応可能な、直流電源、直流電子負荷の機能を合わせ持った、回生双方向電源PBW-Lシリーズを2023年2月6日より受注開始いたします。

 

回生双方向直流電源(大電流モデル) PBW-Lシリーズ

 

モデル 価格 電力 電圧(DC) 電流(DC)
PBW-502L オープン価格 5kW 80V ±150A
PBW-103LP 10kW 80V ±300A
PBW-103LS 10kW 140V ±150A
PBW-153LT 15kW 210V ±150A

 

■寸法
PBW-502L:430mm(W)×88mm(H)×750mm(D) 突起等含まず 質量 約28kg
PBW-103LP/LS:430mm(W)×176mm(H)×750mm(D) 突起等含まず 質量 約56kg
PBW-153LT:430mm(W)×264mm(H)×750mm(D) 突起等含まず 質量 約84kg

■入力
三相 AC200V PBW-502L 6.5kVA PBW-103LP/LS 13kVA PBW-153LT 19.5kV

 

製品概要

PBWシリーズは、定電圧(CV)、定電流(CC)、定電力(CP)、定抵抗(CR)モードを備えた、出力電圧DC80V、出力電流±150A、電力5kWを基本とする回生双方向直流電源です。直流電源としての電力供給と電子負荷としての電力消費をシームレスに行うことができ、バッテリーの充放電や燃料電池、電動パワーステアリング、DCモーター、48V系電源などの評価に適しています。電力消費時には、回生機能により、商用電源側に変換効率最高80%で電力を戻すことができます。この機能により発熱が少なく空調電力にも寄与し、省エネ対策にも効果を発揮します。最大20台の直、並列機能により、最大電圧210V、最大電流±3000A、最大電力100kWまで提供します。

 

製品の主な特長

【双方向電源】
双方向電源とは、直流安定化電源のように負荷に対して電力を供給できる動作と、電子負荷装置のように電力を吸い込む(放電する)ことがどちらもできる電源機器(電力変換器)です。

 

【回生動作】
回生動作とは、シンク動作時に電力を熱にして消 費せずに、インバータにより系統へ電力として返 す動作になります。放電する電力を交流(商用電 圧)に変換し、施設に戻すことができ、変換効率に よる損失分しか熱が発生しません

 

【小型・軽量、5kWから導入可能で直並列が容易】
PBWシリーズは5kWから導入でき、ユーザーによる拡張、直並列接続が可能です。そのため、開発ロードマップに合わせた設備の拡張や、異なる電圧・ 電力の多品種を評価する設備としても過剰な投資を抑え柔軟な対応を取ることができます。また、1台28kgと移動も容易。外部試験サイトへの持ち出 しや実験場所の移動にも適したコンパクトな双方向電源となります。

 

【負荷線の電圧降下を補償するリモートセンシング機能搭載】
大電流での試験では負荷線の電圧降下も大きくなります。PBW-Lシリーズでは負荷線の電圧降下を補償可能な、センシング機能を搭載しました。

 

【0V放電可能】
燃料電池などで要求のある0Vまでの放電が可能です。

 

【豊富な機能】
電圧、電流の上昇や下降の傾きを制御するスルーレート可変や出力電流に応じて電圧降下を設定できる内部抵抗可変などの機能を搭載しています。外部通信機能はLAN通信、CAN通信に対応し、外部接点信号に対応したプログラマブルIOも標準で搭載しています。

 

■詳細は『PBW-Lシリーズ製品ページ』をご参照ください。

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