2020.04.23
【新製品】コンパクトAC/DC電源 ASRシリーズ

株式会社テクシオ・テクノロジー(社長:鄧宗輝、本社:神奈川県横浜市)は、AC:0~350V(1.0~999.9Hz)、 DC:-500 ~+500VのコンパクトAC/DC電源 ASRシリーズを6月より出荷開始いたします。 本器はインバーター方式を採用した出力容量500VA/1000VAで、カラー液晶ディスプレイ搭載により、多機能かつ直観的で使いやすいコンパクトAC/DC電源です。 豊富な出力モードと測定機能、高調波解析モード、シーケンスやシミュレーションのテスト機能と任意波形モード など様々な交流波形をサポート。さらに、交流+直流、内部+外部信号など組み合わせにより9種類の出力モードを備えています。インタフェースはUSB/LAN搭載モデルとUSB/LAN/GP-IB/RS-232C搭載モデルを用意しました。

製品概要

型名 税抜価格 最大出力電圧・周波数 最大出力電流 定格電力 インタフェース
ASR501-351 ¥240,000 AC (1Hz~999.9Hz)※2
 175Vrms(100Vレンジ)
 350Vrms(200Vレンジ)
DC
 -250V~+250V(100Vレンジ)
 -500V~+500V(200Vレンジ)
5A(100Vレンジ)
2.5A(200Vレンジ)
500VA USB,LAN
ASR501-351G ¥270,000 USB,LAN,
RS-232C,GP-IB※1
ASR102-351 ¥340,000 10A(100Vレンジ)
5A(200Vレンジ)
1000VA USB,LAN
ASR102-351G ¥370,000 USB,LAN,
RS-232C,GP-IB※1
寸法 213mm(W)×124mm(H)×480mm(D) 突起等含まず   質量 約10.5kg
※1:GP-IBは専用ケーブルGTL-258が必要です。
※2:ACモードの出力周波数は最低が40Hzとなります。

 

オプション

オプション 税抜価格 機能・概要
GET-003 ¥16,000 前面出力用のユニバーサルターミナルオプション
GRA-439-J ¥20,000 ラックマウントオプション(JIS)
GRA-439-E ¥20,000 ラックマウントオプション(EIA)
GTL-258 ¥13,000 専用GP-IBケーブル

出力範囲・動作モード


ASR102-351は1000VA、ASR501-351は500VAの定格出力を持ち、100V/200Vの出力電圧レンジ切替により電流容量が変化します。出力モードは数値指定によるACのみ、DCのみ、AC+DCを基本とし、ACとAC+DCでは外部入力を加算したモードと商用周波数や外部同期信号に同期した周波数を利用するSyncモードが存在します。

シーケンスモード


シーケンス実行例
各シーケンス設定は最大999ステップで、各ステップの時間は100us〜999.9999sの範囲で設定でき、複数のステップを組み合わせることでDC成分を含む複雑な波形を作成できます。
設定は内部メモリに10個保存でき、USBメモリも使用可能です。

シミュレートモード


シミュレートモード実行例
このモードは、電圧・位相・周波数の変動など、電源の一般的な異常状態を6つのステップから生成することができ、一時的な異常の他、周期の設定により定期的な異常として実行することができます。
設定は内部メモリに10個保存でき、USBメモリも使用可能です。

 

ディスプレイモード

標準、簡易、高調波の3つのディスプレイモードを持っています。

標準モードでは左側に選択された3個の測定値、中央に各種設定を表示します。
簡易モードでは、使用可能なすべての項目の測定値が表示されます。
 実効電圧,平均電圧,ピーク電圧,実効電流,平均電流,I Peak Hold電流,電力,有効電力,皮相電力,力率,クレストファクタ
高調波モードでは40次までの高調波の実効電圧と実効電流の測定値を次数ごとに表示します。

出力波形


開始位相45度
出力波形は既存の正弦波、方形波、三角波のほかに4096ポイントの任意波形を16波形まで登録できます。
既存波形では出力の開始点と終了点の位相をそれぞれ設定することができます。

●最大ピーク電流


CF(クレストファクタ)=4
容量負荷に対して、定格最大電流(実効値)の4倍までの最大ピーク電流を5ms以内で流すことができます。

T Ipeakホールド機能

T Ipeakホールド機能は出力開始から測定開始までの遅延時間(1ms〜60s)を設定し、その後のピーク電流の最大値を保持します。

外部インタフェース

前面USBはUSBメモリを使用し、シーケンス設定、シミュレート設定、任意信号波形データ、測定データのやり取りが可能です。背面外部I/OではOUTPUTのON/OFF、シーケンスの開始/終了とそれぞれの状態出力が可能です。 通信インタフェースはUSB(USB-CDC)、LAN(Socket/HTTP)を標準とし、GタイプはGP-IBとRS-232Cも利用可能です。
※GP-IBは専用ケーブルGTL-258が必要になります。

詳細は ASR製品ページ を参照してください。

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